【高い筋力増強効果】
大きな筋肉は発揮できる力も大きいため、鍛えることで効率的に筋力を高められます。
大きい筋肉を鍛えるときに使用するウエイトの重量が、小さい筋肉と比較して圧倒的に重くなります。
【成長ホルモン・テストステロン値の向上】
メリットの2つ目は、成長ホルモン・テストステロン値の向上に期待できることです。
単純に、筋肉に負荷を掛けて鍛えるだけではありません。
たとえば下半身の大きな筋肉を鍛えた場合、全身の筋肉の合成力が高まることで上半身の筋肥大にも効果を発揮します。
【基礎代謝向上】
3つ目のメリットは、大きな筋肉を鍛えることで基礎代謝量の向上に期待できるというもの。
大きな筋肉はサイズが大きい分、動かすときに利用されるエネルギー量もたくさん必要です。
基礎代謝が上がれば、それだけ燃えやすい体になります。
トレーニングを続けるうちに、痩せやすく・太りづらい体質へと変化していきます。
つまり、大きな筋肉を鍛えることはダイエットや減量といった目的に対しても、効率的と言えるでしょう。
【同時に小さな筋肉も鍛えられる】
人体の筋肉はそれぞれ連動しているため、大きな筋肉を動かすことで周辺の小さな筋肉も動かすことが可能です。
つまり、同時に刺激できるのですね。
人体の関節動作のほとんどは、複数の筋肉が関与して作用します。
大きな筋肉が動く場合には、ほとんどの動きで小さな筋肉も協働するのです。
たとえば、ベンチプレスをみてみましょう。
上半身前面にある大きな筋肉・大胸筋を鍛える「ベンチプレス」では、大胸筋以外にも肩の筋肉である三角筋前部と上腕三頭筋が関与します。
さらに、バーベルを握るときには前腕筋群が関与し、姿勢維持には体幹周辺の筋肉と脚力も関与します。