検診などの採血データーの数値で皆様が気にしておられるのが【コレステロール】。
悪玉コレステロール、善玉コレステロールといわれ、低い方が良いと思われている検査ですね。
コレステロールは、体内で合成される脂質の一種です。
【役割】
・細胞膜の構成要素
・副腎皮質ホルモン(抗ストレス、抗炎症)の原料
・性ホルモンの原料
・胆汁酸の原料(胆汁の主原料:脂質を消化するために必須)
・ビタミンDの原料
・コレステロール全体の25%は脳に含まれています。
人体の正常な機能を維持する為には必須の栄養素です。
これらの役割から、コレステロールが低くなると、
・細胞膜が弱まる
・ストレスに適応できにくくなる(副腎疲労、慢性疲労)
・性欲低下、月経不順、無月経、更年期障害
・油や肉などの消化が苦手になる
・免疫力の低下
・脳機能の低下
など多くの不調の原因となります。
コレステロールは、肝臓でアセチルCOAを原料に合成されます。
アセチルCOAは、3大栄養素から生成されますので、
糖質、脂質、たんぱく質の摂取が欠かせないということになります。
加齢に伴って上昇してくるのにも理由があります。
服薬等で無理にさげないようにしましょう!
・LDLコレステロール:100以上(~160までは様子をみましょう!)
・HDLコレステロール:70以下