「ダイエット中は、やっぱりおやつを我慢すべきなのかな……。」
ダイエットのためには摂取カロリーを抑える必要があるため、まずはおやつを摂らないようにすることを選択する方も多いかもしれませんね。
結論からいうと、ダイエット中におやつをゼロにする必要はありません。
おやつといえばケーキやチョコレートなどの甘いものやスナック菓子などの「お菓子」をイメージしがちですが、おやつとは食事と食事の間に摂るいわゆる「間食」のことです。
もちろん「お菓子」は一般的に糖質や脂質を多く含むカロリーが高い食べ物であるため、ダイエット中は控えるべきであるといえるでしょう。
しかし「おやつ=間食」と捉え、日常生活にうまく取り入れることでダイエットに役立つ可能性があるのです。
食事時間がずれるなどして空腹時間が長くなると、おなかが空き過ぎて「どか食い」をしてしまったという経験のある方もいらっしゃるかもしれませんね。
実はこのどか食いが体に脂肪をため込みやすい食べ方であり、これを防止するのに効果的なのが間食なのです。
長時間空腹であった状態から一度にたくさんの食事を摂ると、血糖値が急激に上昇しそれに対応すべくたくさんのインスリンが分泌されます。
インスリンには血糖値を下げると同時にエネルギーとして使い切れなかった余分なブドウ糖を脂肪として蓄えさせるはたらきがあるため、必要以上にたくさん分泌されると脂肪の蓄積を促し、肥満の原因となってしまうのです。
さらに、過剰に分泌されたインスリンは血糖値を急激に低下させます。
血糖値の低下は空腹感となって表れ、我慢することでまたどか食いをしてしまうといった状況を招きます。
空腹を我慢できないときには、おやつをうまく利用してどか食いを防止するのもダイエットに役立ちます。
また、おやつには食事では満たせない栄養を補ったり、日常生活に潤いを与えたりする役割も担っているため上手に利用したていきましょう。