筋トレや運動をしている方に限らず、日々の食生活では炭水化物、タンパク質、脂質という3種類の三大栄養素、およびその比率を考慮することが大切です。筋トレ前に特に取り入れるべき栄養素、また避けたい栄養素を覚えておきましょう。
【筋トレ前は脂質を控える】
筋トレや運動前には脂質の摂りすぎを避けましょう。脂質は1gあたり9kcalと高エネルギーですが、消化が遅いため、むしろ怠くなり体が重くなってしまいます。また、カラダが脂質を消化しようとするため一緒に摂った他の栄養素の消化も遅くなってしまいます。
【筋トレ前におすすめのタンパク質】
筋トレや運動前にはタンパク質を含む食品を食べましょう。 トレーニング中のカタボリック状態の防止となります。運動前にタンパク源を摂ることで、体にアミノ酸、特に分岐鎖アミノ酸(BCAA)を供給できます。アミノ酸は分解防止だけでなく、回復や成長の助けにもなります。
【筋トレ前に摂るべき炭水化物】
炭水化物は大きく2種類に分けられます。高GI値食品である単純炭水化物(単糖類。果物やはちみつなど)と低GI値食品である複合炭水化物(複合糖類。白米、麺類やイモ類など)の2種類があります。運動前にはどちらがベストなのでしょうか? こちらは、トレーニングの目標と運動前の食事のタイミングによって異なります。単純炭水化物は、燃料として素早く作用するグルコースを身体に補給するため、トレーニングの30分~1時間前に摂るのが好ましいです。それに比べ、複合炭水化物はトレーニングの2~3時間前に摂ることをおすすめします。低GI値食品はゆっくりとエネルギーを提供してくれるので、より長い間トレーニングができます。
筋トレ前の食事は何時間前が理想的?摂取のタイミング
筋トレ前の食事は、消化と吸収、栄養になるまでの時間を考えることが重要です。
しっかりとした食事を摂る場合は、2~3時間前がベストです。複合炭水化物(20~30g)とタンパク質(約20g)を含む400~500kcalの食事を摂りましょう。
また、トレーニングの30分~1時間前は、単純炭水化物とタンパク質を含む軽食がおすすめです。