有酸素運動を行うと、身体にさまざまな効果があります。効果を把握することで、ご自身の目的に応じたトレーニングを行えるでしょう。有酸素運動を行うことで得られる効果を解説しますので、トレーニングに活用してみてください。
【脂肪燃焼でダイエット効果】
有酸素運動は一定時間以上行うことで、脂肪をエネルギー源にして消費します。そのため、脂肪の燃焼効果があり、ダイエット効果を期待できます。さらに余分な脂肪を落とせるので、ウエストや脚の引き締めが可能です。短時間よりも長時間行うことが効果的なため、最低でも20分以上運動しましょう。
【心肺機能の強化】
有酸素運動を行なって肺に取り込まれた酸素が、心臓を使って全身に循環します。心肺に負荷をかけられるため、心肺機能を強化できます。心肺機能を強化するとスタミナがつくので、疲れづらい身体作りを行えるでしょう。
例えば、夕方に疲れ始める方は、有酸素運動をして鍛えることで1日中体力がもつようになります。さらにスポーツをしても息切れしづらくなり、パフォーマンスの向上が見込めるでしょう。
【基礎代謝UP】
有酸素運動で汗をかいたり、筋肉を刺激したりすることで、基礎代謝を上げる効果があります。基礎代謝とは、生活するだけで消費するエネルギーのことです。年齢を重ねるごとに低下していく傾向にあり、徐々にカロリーを消費しづらくなります。
有酸素運動で基礎代謝を上げることで、太りづらい身体を目指せるでしょう。
【血圧が安定して健康を維持】
有酸素運動を行うことで、体内の酸素を運ぶ血液循環が活発になります。体内の血糖を下げる働きがあるホルモン「インスリン」の効果が高くなり、血糖値を下げて安定させる効果が期待できます。さらに血圧の安定にも効果的です。
高血圧になると、めまいや頭痛などが起こる可能性があります。有酸素運動を行うことで血圧を安定させられ、健康の維持ができるでしょう。
【睡眠の質の向上】
有酸素運動は長時間全身を使うことになりますので、適度な疲労を蓄積できます。そのため、寝つきがよくなり、睡眠の質を上げられます。疫学研究によると、運動習慣がある人は、不眠になる可能性が少ないです。1回の運動だと効果が弱かったり、激しいと睡眠の妨げになったりします。身体への負荷が低い有酸素運動を継続的に行い、睡眠の質を上げましょう。